海辺の街に転勤してよく休みの日は釣りに行きました。港まで車で5分、釣り場だらけの釣り好きには答えられない街でした。休みの日は半島まで30分ほど車を飛ばします。

近くの港でも釣れるのですが、少し車を飛ばして半島の先の方に行くと余計に釣れるような気がするのです。狐崎といういかにも何か釣れそうな港の防波堤に行きました。

釣りをする防波堤の手前には5-6件の民家があり、小さな港には数隻の漁船が停留していました。朝日がオレンジ色の日差しを伸ばし、海が輝いています。

釣りの準備をしていたら、地元の女の子中学生ぐらいが弟の手を引いてこちらの防波堤に来ました。そして海に投げ入れている綱を引き始めて籠のようなものを引き上げました。

 

長さ50cm、幅30cm、高さ15cmくらいの長方形の箱<です。


中にはあまり大きくない、ワタリガニの一種かと思われるかにが二匹入った居ました。話をすると食用でみそ汁に入れて食べると、エサは鯵やサンマと教えて貰い午前中で釣りを終わらせて、馴染みの釣具屋へ行って、女の子が使っていたような籠を見つけてロープと一緒に買い求めました。

そうして魚屋で餌のサンマを買って狐崎にとんぼ返り、カニ網にさんまを仕掛けて防波堤に仕掛けました。そのままあとは家に帰りました。翌朝早く出かけて、逸る気持ちを抑えて狐崎防波堤。

釣りもカニ取りも執念です。残念カニは無し。しかし何故か30cmほどの大きさのどんこという魚が2匹掛っており鍋にして食べました。かに漁は甘くない事は百も承知です。以前、ベーリング海でのタラバガニ漁のドキュメンタリーを観たのですが海が大シケの時は命がけで挑んでいる光景を目にして衝撃を受けました。